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治ってきたのか逆なのか
ラジオ出演、やっぱり声がうわずってしまいました。
呼吸浅すぎ。

映画の年間ランキングがお題で、
「今年、試写室が明るくなっても涙が止まりきらなかった映画3本」
というテーマでしゃべってみました。
それは、ラストカットがくっとハマる映画でもあり。

3位は『アンヴィル』。
2位は『レスラー』。

で、このランキングの後に話した、
公開中のおすすめが『マラドーナ』。
映画のデキは今ひとつですが、
実際に信者がたくさんいるという、
マラドーナ教の教義、儀式がナイス。

まとめてみると、
ステージ病リング病ピッチ病の人の出てくる映画ですね。

ステージの外、リングの外、ピッチの外でうまく生きられない。
期待されてるキャラを演じてるうちに、
そっちに引っ張られちゃって、
(だってそれがきもちいいし)
おかしなことになってる人。

自分にはこういう、
「人の期待をガソリンに高速回転!」
みたいな所は全然なくて、
病んでるとしたら、むしろ逆方向。
20代の途中くらいから、徐々に重くなっていたのが、
普通にできます病というか、
世間の間尺に合わせられます病でした。

いやもう、ハタから見たら、
全然合わせられてないんでしょうが、
自分は「合わせられます」「普通にできます」を
あらぬ方向に向けて連呼してて。
今年、母親を看取って、
普通にできない世間の間尺にあわせられない我が親たちがいなくなり、
誰の子供でもなくなって、
この連呼に意味がないことを思い知りました。
中年になった、今頃。

ちょうどそんなタイミングで観たのが、
1位に選んだ『脳内ニューヨーク』。
牧師の説教に始まる最後の15分は、
3回観て3回とも号泣したです。

日々の幾万の選択のどれが、
今のような結果の糸を引いたのか、
わからない。
例えばこの映画の主人公のように
自分自身を他人に演じさせて、
客観的にじっくりなぞってみたところで、
なにもわからない。
なにひとつやり直せない。
答え合わせは永遠にできないし、
「正解ですよ」と肩を叩かれる瞬間もこない。

連呼してればいつか、
「よくできました、正解ですよ」と言われる瞬間がきて、
その後は心おだやかに生きられる、
と思い込んでた誰かさんは、バカだ。

ただいま、
普通にできます病もしくは世間の間尺に合わせられます病を
自己治癒中。
来年はだいぶ治ってるんじゃないかと期待してる。
まあ、その状態はハタから見れば、
病んでるとかおかしいとかイカれ中年女とか、
そっちに見えるのかもしれんですが、
まあいいや。
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by hiromi_machiyama | 2009-12-27 02:31 | 日記
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放送作家・町山広美の日記
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