カテゴリ
日記
メールはこちら      
雑誌原稿アーカイヴ
活字が・書いた・テレビ
以前の記事
サイブーム
最終日に行ったらパンフが売り切れだった、
「医学と芸術展」at森美術館。
やっとパンフが届きました。

絵画や彫刻と医療器具を一緒に並べた展覧会。
企画だち、していて面白かったです。

サブタイトルをつけるなら、
愛と死を見つめて(by青山和子63歳初婚おめでとう)、
みたいな、ってカッコ内は除く。

世界最初のレントゲン機がかっこいい。
機能を満たそうとしたらその大きさになってしまった、
巨大な人工呼吸器。
義手、義足にも見惚れる。

少し前に「情熱大陸」で見た、
北九州の実用ロボット製造会社がつくった車椅子も
展示してほしかった。
そういう考え方があったか、
とうならされる、またがるようにして乗る車椅子で、
騎乗した姿には、
ケンタウロス的、半人半メカのかっこよさが。

そんなマシーンに続いて、
現代美術家のシリーズ作品が並ぶ。
亡くなった直後の、赤ちゃんの顔を撮った写真。
哀しさとはまた別に、
抗いがたい、完璧なお人形の魅惑が。
母親が亡くなった時、しゅぅぅぅぅと
顔や身体がしぼむ様が見て取れた気がした。
血液の流れが止まるってこういうことか、と私は考えたけれど、
これを「魂が出た」と見る人もいるのかもしれない、
と思ったのを思い出したり。

解剖関連の作品がたくさん。
17世紀から18世紀あたりにかけては
解剖が超人気の見せ物だったり、
お金持ちの人たちの間で、
妊娠中の女性の解剖図が流行ってたんだそうです。
まあ悪趣味。
分解できる、手のひらサイズの解剖模型も
当時いっぱいつくられていたとか。
象牙製でかなり高価だったのに、
医学的にはいい加減なつくり。
「目的は不明」と解説にはあるけれど、
目隠しポーズなんかとれるあたりはどうにも笑える。

死ぬって怖いから、
やっぱエロと笑いで乗り切ろう、みたいな。

そんななか、ちょっと間違った、
でも当時としては精密なつもりの骸骨の背景に、
ぼーっとサイが立ってるスケッチが。
なんじゃこれ、
どういう意味?と思ったら、
18世紀半ばのオランダでは
絵のモチーフとしてサイが人気で、
だからおまけしてみました、ということらしい。
今なら、
ティーカッププードルとかマンチキンを
精密な人体解剖図のお隣に書き加える感覚か。
ブームっていつもまがまがしい。
[PR]
by hiromi_machiyama | 2010-04-03 19:39 | 日記
<< 龍の瞳 文章教室 >>
トップ

放送作家・町山広美の日記
by hiromi_machiyama
ライフログ
フォロー中のブログ
メール
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧