カテゴリ
日記
メールはこちら      
雑誌原稿アーカイヴ
活字が・書いた・テレビ
以前の記事
本当の恋愛を知らない女
19世紀フランス文学の大名作『レ・ミゼラブル』を汗読中。

仕事です。
でなきゃ、手が出ない。

原稿用紙にすると5000枚の大著であります。

こりゃ入り込むのはたいへんだぞ、どうしよう?!
と思ったところで、
『ランジェ公爵夫人』の試写状が目に入ってきました。

「バルザック原作、ジャック・リヴェット監督」
とあります。

バルザックってたしか、ユゴーの同時代人。
ユゴーと聞いて、
『アデルの恋の物語』のアデルの父ちゃん
(画面には出てこないけどアデルの恋狂いの元凶)
以上のことがほとんど思い浮かばないような私にとって、
この映画は、
ユゴー最大の作品を読むのに、いい手がかりになりそう。

ところで私は、
「貴族のすなる恋愛ゲーム」とくくれるようなジャンルの映画が
かなり苦手でして。

どのお話も、
恋愛プレイヤーだった貴族が
「本当の恋愛」とやらに目覚めることが鍵になるからです。

なにしろ私は、友達から
「本当の恋愛を知らない」
と面と向かって糾弾されたことがある女です。

だからでしょうか。
「貴族のすなる恋愛ゲーム」な映画を見ると、
ぽかーんとしてしまうんですね。

『ランジェ』も大枠のジャンルとしては、それ。
でも監督が監督だし、
前々作の『恋ごころ』はすっごく面白かったし。

結果、コメディとして見せてもらって、楽しみました。

プレスリリースなどを読んでみる限り、
意地悪笑いをちょいちょいもらしていた私は、
見方を間違えてるような気もしますが。

途中で気付いたのは、
人数の少ないロケもののコスチュームプレイを
自分がかなり好きだということでした。
なせかしら、
のんびりした気分になる。
19世紀のヨーロッパのことなんか何も知らんし、
今回の読書でも、歴史常識のなさからつまづきまくってるのに。

その理由を探ったところ、なんのこたぁない、
東京12チャンネルの「空飛ぶモンティ・パイソン」お得意の
時代物ロケコント
の記憶をクスぐられているに過ぎないことが判明。
小学生の時の脳みそで生きてる自分を実感です。

話戻って『ランジェ』は、
衣装もすてきで、目が飽きませんですことよ。
エムパイヤドレスの全盛期。
袖のデザインや色づかいなどが、いちいち面白い。
ちょっと調べたら、
当時はこの、別名シュミーズドレス、
下着のごとき薄手をおしゃれとするドレスの流行のせいで、
体を壊して死ぬ女が続出したとか。
パリのランジェ公爵夫人も、ほんっと寒そうです。

それから、話の中で厳格な修道院が重要な役割を示すんですが、
その修道院はパレスチナの山中で発祥したというカルメル会。
『レ・ミゼラブル』に出てくる修道院がベルナール会で、
それがシトー会の別名だと知った後だったので、
カルメル会のこともこれまたちょいと調べてみたら、
我が家のすっごい近所にまさにその
カルメル会の修道院がありました。
修道士さんがそこで6年ほど修行を積む
(言葉遣いがちょっと怪しいです、すみません)
のだそうです。
10年以上も住んでるのに、その存在全く知らんでした。
[PR]
by hiromi_machiyama | 2008-02-20 18:33 | 日記
<< 楽屋にジャック・ダニエル10本 キャバレー・ハリウッドと岸部シ... >>
トップ

放送作家・町山広美の日記
by hiromi_machiyama
ライフログ
フォロー中のブログ
メール
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧