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ガス・ヴァン・サントとアンディ・ウォホール                 アバタさんのシンクロ
(前回からの続き)
そんな『パラノイド・パーク』ですが。

見終わって、その少し前に見た
『ファクトリー・ガール』と通じるところを
感じてしまいました。

イーディー・セジウィックの伝記映画
『ファクトリー・ガール』では、
シエナ・ミラーがイーディー、
ガイ・ピアースがアンディ・ウォーホル、
ヘイデン・クリステンセンがボブ・ディラン、
みんなでなりきり共演してるわけですが、
ウォホールがものすごくイヤなヤツに描かれています。

美人で良家の出でお金持ち。
そんなイーディーのことを、
貧しい移民の出で、ブサイクなウォホールが、
「好きだった」というより、
「イーディーになりたい」と思ってたことを強調。

たぶん、実際なんそうだろうしね。

ウォホールは「ぼくの哲学」という本で、
「ニキビが気になるなら、自分からそのことを言えばいい。
 そうすれば相手は一時的なものだと思う。
 言わなければ、永遠にある欠点だと思われてしまう」
みたいなことを言ってるけど、
本人は
いつも赤く荒れている、吹き出物肌を化粧で隠してた。
私もアトピーなんで気持はちょっとわかりますけども。

そして、そんなウォーホールと肌質が同傾向だと思われる、
ガス・ヴァン・サント。

この人の映画に
美少年が出てくるのはよくあることですが、
今回の主人公は、これまでにも増して麗しいド美少年。

でも、監督がこのド美少年に自己投影する
なんてことはありません。
それはさすがに無理。
そのかわり、
ド美少年が心を開く相手の女の子が、
ガス・ヴァン・サントなんですよ。
もっとかわいこちゃんが身近にいるのに、
見劣りしまくるアバタ娘に、
ド美少年が心をひらく。

これ、自分のことじゃんか。
自分がそうして欲しいんでしょ。
ド美少年に心ひらかれて、お手紙書かれたいんでしょ。
わっかりやすい人だなあ。
私、そう思いました。
照れのなさに、感心すらしました。

ところで、どういうことなんでしょうね。

自分は男なのに、
自分の作品の中に登場させた女に、
自分を重ねる、ていうのは。

これは同性愛とはまた別の話だという気がします。
だってね…と、この話つづく。
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by hiromi_machiyama | 2008-04-20 16:56 | 日記
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放送作家・町山広美の日記
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