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追悼
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by hiromi_machiyama | 2010-05-30 22:50 | 日記
週刊朝日95年9月22日号
家を片付けていたら、掲載誌のスクラップがいろいろ出てきた。

その中からピックアップ。
ナンシー関さんとの対談。
記憶が曖昧だけど、たぶん対談を連載として始める前で、
しょちゅう長電話をしていた頃(連載が始まってしなくなった)なので、
電話の延長でしゃべってる感じ。
だから、前提とするできごとをちゃんと押さえずにしゃべってます。
「ユニバーシアードで何があったんだっけ?」
「え、これ、マッハ文朱が議員になる前に話してたんだ」
とか、いろいろ懐かしいし、いろいろ思い出せません。




ナンシー  
‥(略)‥ところでどう?柔ちゃん(田村亮子)問題は?
ユニバーシアードを見てて、ほっといていいのかと思った。
やっぱり。

町山
そう、今のうちに言わないと国会議員になられちゃう。
橋本聖子みたいに。

ナンシー
周りのオヤジからの転がされ方が橋本聖子と似てるよね。

町山
似てる、似てる。
まず、柔ちゃんと呼ぶのをやめてもらいたい。
ま、私も気を抜くと呼んじゃうけど。

ナンシー
どうして「柔ちゃん」なのか
根拠を知らずに呼んでいる人が65%はいるよね。
ユニバーシアードの開会式の時、
地元の名士ということで、藤井フミヤと出てて。
藤井フミヤのファンだと言うの。
フミヤが「優勝したら何かごほうびをあげる」
と言ったんですね。
そうしたら田村は、
「お食事したい」と言った。

町山
言った、言った。

ナンシー
お食事したいという世界観が‥。

町山
もう政治家だよ。

ナンシー
もう通常の生活の人じゃないんだなと思ってね。
なんだかんだと引っ張り回され、
オヤジともつきあわなきゃいけない生活をしてるんだろうけど、
そこに何か「私はコレで行く」みたいなものを感じる。

町山
このままいけば国会議員になると思う。
そんならまだ、ヌードのほうがマシだ。

ナンシー
最近、私はこいつは議員になるか、
プロレスに入るかという二つの目で見てる(笑い)。
他に議員になりそうなのはマッハ文朱。
どうでもいいか、そんなことは。


このスクラップ読んだ後にちょうど、
「ガールズアワード」のニュースを見たから、
ケレン味たっぷりに入場する沢尻に、
プロレス経由政界入り、
という将来像を思い描いてしまいました。
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by hiromi_machiyama | 2010-05-23 23:07 | 日記
『第9地区』
誰かを救いたい。
ヒーローになりたい。
宇宙人と友達になりたい。
ロボと一体化したい。
大きな銃を撃ちまくりたい。
ひとりの女の人を愛し続けたい。

男の子の夢全部が、この映画にはつまっている。
中学生のときに見たら、完全にやられてしまうだろう。
涙をこらえて映画館を出たら、自転車で猛ダッシュ。
吠えながら走って、むやみに遠回り。情熱が空回り。
そんな愛すべきバカを増殖させてしまう、スゴい映画だ。

けれど最初の20分は、そんな熱い映画になるとは思えない。
てきぱきと、シニカルに始まるからだ。
偽ドキュメンタリーの手法でいきなり、
「すでに起こったこと」として設定が淡々と語られる。

南アフリカの首都ヨハネスブルグの上空に巨大なUFOが停留していること。
そこにはエビ型の気持ち悪い宇宙人が大量に乗っていたこと。
彼らは何らかの難を逃れて地球にたどり着いた、難民であること。
地上に降ろされ、第9地区と名付けられた場所に隔離されたこと。
別の言語を話し、違う文化や習慣を持つ彼らとの共存が困難なこと。
追い出せ、殺せ!と激しい排斥運動が起きていること。

ダメなSF映画一本分の要素を、
これから始まる話の前提として、あっけなく処理。
そして、この設定が南アの人種隔離政策、
アパルトヘイトの比喩であることも早々にわからせてしまう。

さらに、中心人物らしい男は、軍事企業のサラリーマン。
しかも、出世と自分の幸せで頭がいっぱい、
現状に満足していて、良心や他人の思いなどまったく理解できない、
クソ野郎だ。

観客の感情移入を拒んだ、始まり方。
「きっと、人種差別や出世にとらわれているような、
ろくなやつのいない地球が滅びる様を冷ややかに描く映画だろう、
破壊の快感をどのくらいそそってくれるか見てやろうじゃん」、
観客をそんな温度の低い、ちょっと斜に構えた気にさせる。

ところが、だ。
心ある観客は、映画が終る20分前には、
クソ野郎だったはずのヴィカスに同化することになる。
「いつも自分のことで頭がいっぱいだけど、
こんな風に本当に本当に自分が試されるときには、
正しい行いをしたい。
友達を救いたい。
クソ野郎のまま死にたくない。
ヴィカスがんばれ!俺もがんばる!」

そんな熱くて青臭い感情がこみあげてくる。
そしてラストはロマンチック。
意表をつく、ツンデレな展開が素晴らしい。

自ら脚本を書いた監督は、まだ30歳。
南ア出身の、元VFXアーティスト。
『ロード・オブ・ザ・リング』で大成功する前の
ピーター・ジャクソンがその才能にほれこみ、
自主製作の体勢でこの映画を作り上げた。
当然、低予算。
キャストも無名。
だが、アイデアと情熱は圧倒的だ。

大予算のSF映画だったら、
感情移入を阻むこんな始まり方は許されないだろう。
主人公も「ごく平凡な」と言いながら好感度の高い人物になる。
この映画のように本当の意味で等身大の、
よくいる普通のクソ野郎が主人公になることは少ない。

そして、アパルトヘイトへの批判にとどまらない告発も、
こめられた映画だ。
他者への無理解、不寛容を鋭く突く。

筆者の私的な体験になるが、
父親が韓国人なので16歳で指紋押捺をしに役所に行ったら、
窓口の英語の看板に「エイリアン」とあり、
自分はあの映画のあの化け物と同じくらいよそ者なのか、
と胸にささったことをこの映画で思い出した。

スゴい、そして熱い傑作。必見です!
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by hiromi_machiyama | 2010-05-09 23:31 | 日記
『ローラーガールズ・ダイアリー』
ドリュー・バリモアの初監督作。

ローラーゲームの映画ということで、
想像したのは、
ジョージ・ロイ・ヒル監督の
アイスホッケー映画『スラップ・ショット』。
マイナーリーグの最下位チームが奮起、
珍妙な作戦でリベンジを仕掛ける、
というスト−リーはその後いろいろな映画で繰り返されるけど、
このへんがオリジナルかもしんない。
77年の映画ですから。

超ラフプレイを連発する主人公は、ポール・ニューマン。
スポーツものなのに、ちっともさわやかじゃなくて、
ろくでもない選手だらけ、
下品でやりすぎてて。

中学の頃に観て、なんかもう異常に盛り上がってしまった。
一緒に部活でバスケやってた友達と観に行って、
帰りにわあわあ興奮してたの、覚えてる。

でも、そんな『スラップ・ショット』とは、
全然違う、コンサバな映画でした。
母娘の関係とか、ごくごく直球だし。

女の子映画としては、たのしいんだけど。

ロックTシャツがお話のキーアイテムになるのは、
ドリューっぽくてよいなあと思いました。

Tシャツと言えば、
『パパパパPUFFY』という番組が始まった頃、
「Tシャツプロレス」ってなコーナーを立ち上げたことがあった。
PUFFYの二人がジャイアント馬場風のガウンを着て登場、
ガウンを脱ぎ捨て、
着ているTシャツの面白さで勝負する投稿コーナー。
東南アジアとかで見かけるへんなTシャツで笑いたい、
ってとこから思いついた企画だっただけに、
「こんな企画はパチモンのTシャツの販売を助長する」
と所属事務所などなどから怒られてしまい、
4回くらいで打ち切りに。
けっこう気に入ってた企画なので、
えらくしょぼんとしてしまったことを、
思い出しました。
調べてみたら、もう13年も前の話。
いいかげん忘れろよ、私もしつこいやつだなあ。
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by hiromi_machiyama | 2010-05-04 00:59 | 日記
ルンバを飼う
黒木香にしゃべり方がちょい似なので
ぜひ清水ミチコさんにマネしてもらいたい勝間和代
の影響を受けたわけではないですが、
ルンバを購入して一ヶ月。

すっかり「飼う」感覚になっている自分が
おそろしい。

毎日16時に掃除をしてくれるようにセットした、
我が家のルンバ。
留守中に働いては、どっかにひっかかる。
帰宅するとまずそれを探し、
「あーこんなところにいたの、よしよし」
とさすがに声には出さないものの、
そんな腰のかがめ具合で拾い上げ、充電器に戻す。

休みの日に、台所に立っている所を攻めてこられると、
つい「おーら」と足でちょっかいを出し、
行きつ戻りつをさせて、にやにやしてしまう。

われながら、気持ち悪い。

若い頃、
仕事の場や飲み会で年上の女の人たちの話を聞きながら、
「女の人の場合、
 ずっとこういう仕事が続けられるくらいエネルギッシュだと、
 へんなペットやダメな男の人にそそがなきゃならなくなるほど
 愛情が余ってしまうんだなあ」
と冷ややかに見てた。
若い娘ってのはいつだって残酷、どうにも上から目線。

でもその二十年後、まさにそうなって、
しかも相手が掃除機だとは。
絶対に、ルンバに自分だけの名前を付けるわけには行かないし、
つけてないし、
これからもつけない。
つけても言わない。
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by hiromi_machiyama | 2010-05-01 22:04 | 日記
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